『どんなに絶望的な状態でも、人は心のどこかに希望を見出すことが出来る』とそう信じたい。
アミュゼ柏で開催されている『テレジンの小さな画家たち』展に行ってきました。
テレジンというのはチェコの都市で、ここには第2次世界大戦のとき、ナチスドイツ軍に迫害されたユダヤ人たちの強制収容所の一つがありました。そこでは希望を失った子供を勇気づけるためにたくさんの大人たちが自らの危険を知った上で、子供たちに歌を歌ったり、絵を描かせたり、という文化活動が行われたそうです。(ナチスがユダヤ人虐殺をカムフラージュするためにその活動を一部認めてカムフラージュに利用していたらしい。)
もちろんほとんどの大人子供がその後アウシュビッツに送られ、命を落としました。
テレジン収容所に収容された子供たちは1万5千人、そのうち生きて解放軍に助け出されたのはたった100人だったそうです。
子どもたちは死んでしまったけど、収容所には4000枚の絵が残されていました。きっともっと多くの絵が描かれたのだろうけど、ほとんどは証拠隠滅のためにドイツ兵が逃げる前にその他の書類と一緒に焼いてしまったのかもしれません。
とにかく4000枚の絵が残りました。子供たちの生きた証。そして、子どもたちが当時見ていた希望の光。
文字通り筆舌に尽くしがたい、信じられないような劣悪な環境の収容所収容所生活の中、厳しい労働、空腹、暴力、そして日常的な死。。。
最初笑顔を忘れ、悲しい絵しか描けなかった子供たちに絵を描くことの楽しさを教えた女性教師がいたそうです。
その先生がいたから子供たちは、目をつぶって楽しかった遊園地を思い出し、明日はきっと楽しい日がくるに違いないと希望をもって収容所の生活に健気に耐えていたんです。
その希望の絵は平和な時代を生きる私たちに何を教えてくれるのでしょうか?
ノンフィクションライターの野村路子さんがこの小さな画家たちの展覧会を全国で開催されています。いつも野村さんのお話を聞くたびに涙があふれてしまって、とてもつらい気持ちになるのだけど、多くの人に見ていただきたいです。
確かに今の日本は平和すぎて、死と隣り合わせの状態なんてほとんどの人は無縁なんだけど、でも子どもたちはちゃんと希望や夢を持ててるのだろうか?私たち大人は、そんな子供たちに何を教えることができるのだろう?
『テレジンの小さな画家たち』展
~アウシュビッツに消えた命の耀き~
開催日 :
2008年8月22日(金) ~ 8月24日(日)
開催時間 :10:00~21:00 (最終日は15:00まで)
会 場 :アミュゼ柏 市民プラザ(1F)
所在地 : 柏市柏6丁目2-22 (柏駅東口徒歩7分)
TEL : 04-7164-4552
対 象 :
どなたでも可
費 用 :
無料